2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「生保」を「ナマポ」と読むなんて!

(第280号、通巻300号) 東京・秋葉原の街頭で若者たちに「生保」と書いた文字を見せ、どう読むかインタビューしているテレビ番組があった。ほんの数日前のことだ。途中から覗いたテレビだったので、番組の前後の流れが分からず、地名のテストかと勘違いして…

「他人事」は「ひとごと」か「たにんごと」か

(第279号、通巻299号) 日常会話ではもちろん、職場の会議などでも自分に直接関係のないテーマが話題になった時には「ひとごと」のように聞き流すことがよくある。この「ひとごと」を漢字でどう書くか。私の場合、「その問題は他人事で済まない」と、表記す…

「うまっ」「すごっ」は古くて新しい用法

(第278号、通巻298号) 「お袋の味」は年齢があがるにつれて懐かしさが増すもののようだ。30代の半ばを過ぎた長男は、大型連休などで妻子と共に来宅した折には、自分の母親の手作り料理を口に運ぶたびに「うまっ!」を連発する。もちろん「旨い」という賛辞…

いずれアヤメかカキツバタ

(第277号、通巻297号) 「アヤメ」とくれば、「いずれ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」《注1》という成句が思い浮かぶ。アヤメは前号で取り上げた時に百科事典などで少々調べたので、ある程度は分かる。カキツバタ《注2》についてはよく知らなかった…

「六日の菖蒲、十日の菊」

(第276号、通巻296号) 30代の始めのころ、転勤後3カ月も経ってから暑中見舞いを兼ねて友人や知人、先輩にハガキで簡単な挨拶状を出したことがある。この種の挨拶状に返信をいただくことはあまりないが、そのときは、親しい先輩の1人からすぐに返信があっ…