2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「40そこそこ」と「40がらみ」と「アラフォー」の違い? 

(第138号、通巻158号) 仕事を通じて懇意にしているコンピューター会社勤務の知人が還暦だというので、一献傾ける場をもった。その酒席で、還暦前後の男性を最近は「アラ還」と呼ぶことが話題になった。30歳前後の女性を「アラサー」(around 30)、40歳前…

「異和感」に「違和感」を覚える

(第137号、通巻157号) 5年前に出た文藝春秋の特別版『美しい日本語』(9月臨時増刊号)を読み返していたら、西義之・元東大教授のエッセイに次のような一節があるのに気付き意外に感じた。 「私はとくに天邪鬼(あまのじゃく)ではないつもりだが、『美…

気になる「目線」と「視線」

(第136号、通巻156号) 総選挙の公示は来週の18日だが、事実上の選挙戦はとうに始まっている。各党はマニフェストを発表し、各立候補予定者もそれを基にした公約を演説会で、街頭で、声高に叫んでいる。それらの文書、演説の中にはたいてい「国民の目線に立…

「お手数」の読み方は「おてすう」か「おてかず」か 

(第135号、通巻155号) 手間をかける、という。ほぼ同じ意味で「手数をかける」という言い回しがある。例えば、友人が自分のために労力・時間をかけてくれた時に「お手数をかけてすみません」と感謝の意を表したり、相手に手間をとらせるようなことを依頼す…