2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「好々爺」と「老婆心」

(第147号、通巻167号) 正と悪。明と暗。右と左。太陽と月。老若男女……。さまざまな対義語がある。今回のブログの標題の中の文字でいえば「爺」と「婆」だ。 プロ野球・パリーグのクライマックス・シリーズが終わった翌日の25日、ある民放テレビのワイドシ…

「10.21」国際反戦デーと“還暦”の「わだつみのこえ」 

(第146号、通巻166号) きょうは「10月21日」。この日付を「10.21」と表記するか「ジ(ュ)ッテン ニーイチ」と発音すると、特別な感慨を抱く人も少なくないにちがいない。「国際反戦デー」。1966(昭和41)年に当時の日本労働組合総評議会(総評)がベトナ…

「八ツ場ダム」の「ツ」はなぜ「ん」と読むのか

(第145号、通巻165号) 先日、民放テレビの旅番組の英国編を観ていたら、有名なオックスフォード大学の校名の由来について説明している場面があった。よく知られた話ではあるが、大学の所在地のオックスフォードはoxとfordの合成語で、「牛」(ox)が渡れる…

「時を分かたず」は「いつも」使わない

(第144号、通巻164号) この前から取り上げている文化庁の「国語に関する世論調査」平成20年度版では「時を分かたず」も意表を突かれた設問の一つだった。「事件の後には、時を分かたず、厳重な警備が行われた」という例文を添え、a)すぐに b)いつも、の…