鬼の霍乱? 開店休筆

(第313号、通巻333号)

    自分の体のことを「病気のデパート」のようなもの、とふだん言っている私は頑健という言葉にはほど遠い身だが、不思議なことに家族が風邪で熱を出したり、体調が悪くで寝込むようなことがあっても、私自身はめったに高熱に見舞われることがないの。ところが先日夕、なにか体が熱っぽく感じられたので、体温計で計ったところ、36度後半。体のどこにも痛みもなく、胃腸の具合もほぼ平常。このぐらいはどうというこもあるまい、と高をくくっていたら1時間後に37度を突破。それから短時間のうちに体温が上昇し、ついには38度台に。早々と床についたが真夜中には38度8分までになった。

    インフルエンザかノロウイルスか、とにわかに心配になったが、その後ウソのように熱が引き始めた。友人からは「鬼の霍乱か」と冷やかされたが、このところ新年会などが続くので、大事をとってブログは今回“休筆”することにした。ちなみに「鬼」とは病気には無縁のような元気の人のこと、「霍乱」とは元は漢方用語で、日射病や食中毒のことを指すのだという。