2007-06-06から1日間の記事一覧

誤訳の悲喜劇 

(第22号、通巻42号) 旧制一高生・藤村操の“哲学的自殺”は、誤訳が生んだ悲劇と言えなくもないが、『私の翻訳談義』(鈴木主税著、朝日文庫)によれば、明治時代、英語の誤訳を指摘されたのを恥じて自殺した翻訳の大家がいる、という。 問題の英語は、“a li…